アスワンの市内に突入~初のナイル川に感動~

さてさて、地球の歩き方を片手にいざ市内繁華街へと向かうわけですが、宿から結構遠いので30分くらい歩きます。公共の乗り物としてはオンボロのステーションワゴンがさかん市内と郊外を行き来しており、これが市民の足。つまりバスです。結構乗車率が高くて結構な確率で満員だったりします。

ただ、これなら市内までわずか2ポンド(15円くらい)で行くことができます。

でもまぁですがせっかくですし、時間も今日丸一日あるわけですから、運動と街並みを見る散歩だと思ってのんびりと徒歩で。

途中イスラム教の墓地みたいなガイドブックにも載らないようなところに興味を持ってプラッとよったり、コプト教(エジプト版キリスト教)の教会にのほほんと立ち寄ったり。気が向くまま興味のあるものを見ながら歩きます。

これぞ散歩。

ほんとにいつも思いますが、忙しない日本での日常を忘れさせてくれる癒しのエクスタシーウォーキングです。

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いざ市内にも来て、エジプト・アスワンの初日ですが、やはりまずは両替です。

ホテル代&ツアー代はドルで通用しましたが、市内ではそうはいきません。加えてこれは旅のスタイルにもよりますが、僕は基本的に食事については「現地の人に混じってと同じものを食う」ということをポリシーにしています。そうなると現地の食堂ともなればやはり外貨では難しいというのが経験則です。

加えて、言葉が通じにくい国に行った際には、前の人の注文や払っている金額を見て指さしながら「Same(セイム:あれと同じ!)」といって同じ金額を出せば食べ物屋ですし、意図を理解してくれてボッタクリも阻止できます。特に発展途上国は絶対値段を盛ってくるので有効です。

 

地球の歩き方に乗っている地図をもとに両替所なんぞを探します。

ナイル川沿いには何軒かあるみたいなので、「比べて一番安いところで両替しよう。」なんて思っていましたが、結局開いていたのが1軒だけ。他はすでに閉店しているか、休みみたいでした。しょうがないのでそこで100ドル両替。ものすごい量の札束が目の前にドンと来ます。

紙幣の最小単位が5ポンド(35円くらい)なので無理もありません。財布に入る量じゃないのでリュックに入れます。これは残金を数えるのに難儀しました。めんどくさいです。

歩いてもいけるような遺跡がちらほらあるので、地図を見ながら「よっしゃ、いっちょ。」ともうひと歩き。

 
ついに見えたナイル川。感動です。このファルーカ(木製帆船)にあとで乗ろうっと。