【ピラミッドに入る前に…】~クソぅ!逆サイに連れて来られちまった!~

あのクソ運転手に、逆サイに連れてこられてブチ切れそうになっていましたが、ピラミッドのエリアに入るためのチケットはここで買いました。

ピラミッドの内部観覧チケットはいわゆるネット予約的な「事前購入」ができないので、並んで買うしかないわけですが朝イチで熱心に並んでいるのは7割方、日本人か韓国人か中国人です。

特に日本人の「ピラミッドの中見たい」熱は半端なく、この後ピラミッドの中に入っても日本語がめっちゃ飛び交ってます。日本人は絶対性に弱いといわれてますが、こういうところに国民性を感じますね。

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欧米人なんかは「あらーもうチケットないのかー、でもまぁいっか、ここまで来たし。」という、観光に対して非常にLIGHT(軽い)な感じの人が多くて、

「いいじゃん別に。是が非でも見たいものなんかないよ。写真でも見れるし、朝くらい寝てたいし。」という考え方の方が一般的な感じがします。



この点日本人は

「ふざけんじゃないよ!こちとら遠路はるばる高い金払って来てんでぃ!ここまで来て御本尊様拝まずに帰れるかってんだ!東京オリンピック!」みたいな今にもピラミッドにタックルでもするんじゃないかという勢いで並んでます。そしてチケットをジャッカルです(←うまい)。ラーメン屋にも行列をつくる国民性ここにアリです。

 

加えていうなら、日本人は(私もそうですが)食に対しても「ならでは」を食べたがる傾向があるように感じます。一方の欧米人連中を見ていて思うに,そういう感覚も薄いように思います。

モーニングにしても「せっかく来たしアラビアンな砂漠系ブレックファーストを」というより「いつも食べているパンとコーヒーで十分」という感じ。

現に日本のホテルでも洋食と和食の選択式のビュッフェだと欧米人は圧倒的に「いつもの」洋食を選ぶそうです。

「ならでは」という考え方はやはり独特なのかもしれませんね。

 

話をもとに戻すと、ピラミッドのエリアは鉄柵で囲われていてここにやれスフィンクスだピラミッドだと密集しているというカタチです。エリアの中に入ってしまえば自由にうろつけます。


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【ギザのピラミッド】~まずたどり着くまでに一苦労、ホテルからのワッショイ~

エジプトの首都:カイロのメインイベントはいうまでもないでしょう。

そうピラミッドです。スフィンクスです。あんチクショウです。

そもそもエジプト来てピラミッド見れませんでしたじゃ、何しに来たんだという話です。

こちとら商売あがったりです。

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まぁただピラミッド見るだけなら、エリアに入れれば事足りますし、写真だって撮れます。

そう「見る」だけなら何時に行っても大して変わりません。

まず狙うべきは、「クフ王のピラミッド内部観覧」です。これは外せません。

一日午前250人午後250人という制限があり、そのチケットは予約できないため、早々に売り切れること必至。バックパッカー垂涎のプラチナチケットです。

せっかくピラミッドに行くのに中見れないで指くわえて見てろい、なんてたまったもんじゃありません。

ここは得意の朝イチのスタートDASH島です。

 

ガイドブックを見るとピラミッドへの行き方はバスか、最寄りのギザ駅まで地下鉄で移動してからのタクシーか乗り合いバス。乗り換えがメンドクサイので前者で。

ピラミッドのチケット売り場のオープンが7:30ですから、ここは朝6時にはホテルを出発し、ピラミッドがあるギザ行きのバスに乗ると想定。

行くのに30分くらいかかるみたいなので7時には着ける→少し歩いて売り場到着くらいなのではと考えていました。

 

が、ここでひと悶着です。朝も暗いうちから行ったバス乗り場で、肝心の「ビザ行き」が見当たりません。

「385」のバスに乗るなんて書いてますが、我々がよく目にする算用数字ではなくアラビア文字の数字なので、いうなれば「記号」。分かりません。ガイドブックの後ろの方に数字の解説がでてますが、ミミズがニョロニョロみたいな文字で2と3がほぼ同じに見えて、間違えたら一大事。

「ワ…ワイはどこに来てもうたんや!」となるとこと請け合いです。

しかも電光掲示のドットが粗いのでなお見にくい!

バスに乗るのが怖くて仕方ありません。こういうところは観光客に優しくないです。

 

時間に余裕がなく、しょうがないのでタクシーに切り替えて移動。150ポンドもヤラレました。(相場は100EPくらい)。しかもこのクソバカタクシー運転手、内部観覧のチケット売り場とは逆のサイドに連れてきやがって、一番狙っているピラミッドの内観チケットが買えません。スフィンクスが見えるこっちはむしろ出口です。

開場とともに一路逆サイの内部観覧チケット売り場までダッシュです。

「あー!もー!()」。

スフィンクスを左に見ながらひたすらダッシュダーッシュダッシュ

ゼーハー言いながらの正月早々ピラミッドマラソンです。10分位走りました。

様々な汁をはじき飛ばしながらたどり着くと、その時点で半分以上売れていて冷や汗でした。でもなんとか入れそうです。

アブネー。

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【エジプトのホテル】~カイロの宿、ちょっと豪華に~

エジプト滞在最後の街:首都カイロですし、せっかくなので安宿でもちょっと頑張ってシングルルームなんぞを取ってみようと思い、ドミトリー(9ドル)から少しジャンプアップしてシングルルーム(25ドル)を日本から予約していきました。

奮発したといっても1泊3000円もしませんが、私としては頑張った方です。

このCastleHotelというホテルはタフリールというメインのバス乗り場からも近いのでカイロ空港へのアクセスもよく、エジプト博物館へも徒歩5分という超好立地。カイロ付近のピラミッドをはじめとした観光地だったらアクセスは最高ですし、郊外の観光地へは個別ツアーもあり、なかなか良心的な値段で紹介してくれます。

 

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15Fにフロントがあるホテルなので夜景がめちゃくちゃ綺麗でした。

ここからヒルトンホテルが見えますが、夜景ではあれにも絶対負けてないはずです。

ただ日本に帰ってから「泊まってないから金払え」みたいなメールがブッキングドットコムからきて「パスポートまで見せただろう!コノヤロー。」と返事しておきました。



 

ここで小ミラクル。

ルクソールの王家の谷ツアーで一緒だったあの時間にルーズなワガママオバハンとホテルがかぶるというミラクルがありました。「おー、ここだったんですか!」みたいな。

そしてなぜかこのオバハンにやたら気に入られたみたいで、やたらと部屋に遊びに来ました。

ただこのオバハン行儀が悪くて、ルクソールではツアーの車の中にあった水を勝手にパクッて飲んでいたり、前述のとおり時間にクソルーズだったり、いい印象がありません。

しかもオバハンは風邪をこじらしたらしく声は枯れているし、終始鼻をズーズーと鳴らしてました。

(いや、風邪うつるがな…)とか思ったり…。

 

最終日にラインを交換しましょうと来て交換はしましたが、案の定最初の1週間を過ぎると連絡はなくなりました。

いつも思いますが、拙者はこういう「無駄につながる」のが大嫌いです。意味がないと思っています。

とりあえずツナガって、ラインの友達の数が多くなったからといって“なんだ”ということ。

確かにそのすべてが無駄だとは思いませんが、どうせ1か月そこそこで連絡なんかしなくなるのだから、だったらそもそも交換なんかせずに、その場できちんと出会いに感謝して、お互いの旅の安全を願いつつ、
「ありがとうございました、お気を付けて。」で握手をして、チャンチャン♪にすれば後腐れの無いハッピーバイバイだと思うのですが…。

たまにいます、こういうやたらと連絡先を交換したがる人。

「NO」とは言いにくいので、仕方なしに交換はしますが、迷惑に感じる人もいるんですよ。

分かった?!あの時のオバハン!


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【ルクソールの馬車】~名物じゃないけどなんとなく乗った~

アスワンにもチラホラいましたが、ここルクソールが一番盛んで、ものすごくいっぱいいます。

馬車に乗るならここルクソールがいいでしょう。カルナック神殿が中心部から1.5キロくらいあるので、カルナック神殿まで乗って大体10エジプトポンド、バクシ―シ(チップ)を出すなら+5ポンドといったところでしょうか。

(→それで合計15EP=1ドル。だから私はチップ込で1ドルで。と渡して降りました。)



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乗るなら絶対事前交渉です。そういえば、カイロじゃピラミッド周辺以外で見なかったな…。

結構いっぱいいるので、道路がボロで汚れていたり、においが結構強烈です。

あの家畜臭みたいあのが、どうも苦手です。

 

お誘いも朝から晩まですごくしつこいくて、ルクソールは歩いていて結構不快です。歩いていると馬車で並走してきて、

「10ポンドでいいから!な!乗りなよ!」「カルナック神殿に連れてくよ!10ポンドでいいよ!ジャパン?チャイニーズ?」「タクシーどう?ウチのフェラーリは車より早いんだよーワハハー」とかめっちゃしつこいです。

まぁ記念に一回だけ乗るかってな具合で、カルナック神殿までお願いしました。

そして案の定「バクシ―シ(チップ)」を要求してきます。

「ウチの馬、頑張っただろ?チップやってやってよ。」等々。

いつも思いますが、こういう汚いマネするからガイドブックとかに要注意とか利用しない方がいいみたいに書かれて自分たちの首絞めるんだと思うよ?

 

つーかすごい揺れるので乗り心地がイマイチです。ケツイタイ。ケツメイシ(韻)。

 

乗ったのはこれっきり。カルナック神殿からは意地で歩いて帰ってきました。アシイタイ。

帰りの道中は排気ガスがエグかったっす。


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【ルクソール神殿】~ルクソールのど真ん中にある「シンボル的遺跡」~

なんかエジプトの神殿てどれも似ていて1コ見るとほかはこれといって新鮮さないです。

さすが世界遺産で、確かにすごいですが。

面白いのが入口にある、本来2本あるはずのオベリスクが一本なくて、これが現在立っているのがフランス・パリのコンコルド広場だというところです。



あのルイ16世だったりマリー・アントワネットだったりが処刑されたというルーブル美術館の前のほうある広場で、5年前くらいになりますが、私自身行ったこともこのオベリスクも見た記憶があります。

フランスに寄贈されてエジプト遠征時に持って帰ったそうなのですが、まずこんなもの持っていこうという発想が斬新です。どうやって運んだんだろう。フランスだと結構浮いていて、置く場所に困ってコンコルド広場に置いている感ありましたし。

というか、2コイチのものをなんであげてんでしょう?どうもジャイアンのにおいがします。

フランスというジャイアンが「おう、のび太(エジプト)!いいもん持ってんじゃねぇか!」みたいな。

 

今思うに、令和の現在「ジャイアン」みたいなやつが小学校にいたとしたら、まず間違いなく「矯正施設」みたいなところに放り込まれるんだろうな…と思えます。時代は変わりました。まぁそれはいいや。

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ここは外からでも見えるので正直入ろうかと悩みましたが、両替もしましたし、もうエジプトなんか来ないわな、と入りました。世界遺産だし。

入場料は150エジプトポンド(1000円ちょい。)でした。

ここにも頼んでもいないのに勝手にガイドをし始めて「バクシ―シ(チップ)」を要求してくるクソ野郎がいました。

 

皆さんにお願いしたいのは、やはりこういう連中には金を与えてはいけない、ということ。

その一時なら確かにケチるような金額ではないですが、そういうのに味を占められると「後ろを歩く人が迷惑する」ということになります。「外人にテキトーにタカれば金くれるぞ」なんていう迷惑な知識が広がるんだと思います。

この傾向は欧米人に顕著で、あいつらは相場を考えずに大したことをしてもいないのに、自分たちの感覚で2、3ドルと現地の人の日給にもなるような金額を渡すので、近年の東南アジアでは観光にかかる金がものすごく上がっています。

いろんな考え方があっていいと思いますが、あとから来る人のことも考えるのがマナーだと信じてやみません。

「経つ鳥後を濁さず」。

日本の美しい名言、それはつまり、そこにとどまる人に迷惑をかけないということでもあると同時に、次来る人が気分を害さないような状態にしておく、という意味もあるのではないでしょうか。


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【カルナック神殿】~ルクソールの“その他”系。郊外にある神殿~

ルクソールのメインイベント、王家の谷は無事にツタンカーメンの墓も見れましたし、本丸は陥落させたというものです。





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今日はその他を片付けるべく、市内をあるいてやろうかなんぞと、余裕のウロツキであります。

これといって決まりもなくガイドブックを見ながら、気の向くままに歩きます。

なにやら見どころの遺跡がチラホラあるみたいなので、テキトーに見てから繁華街をウインドウショッピングしてやろうかなんて純情な朝です。むはは。

とりあえず100ドルをルクソール神殿前の両替屋でエジプトポンドに両替。

これといって興味があるわけではありませんが、ガイドブックを見ていると結構有名よりの神殿みたいなので一応見ておこうかと存じます。まぁただ分類的には「その他」です。

記念に馬車に乗って、一路1キロ先のカルナック神殿に向かいます。

 

ここルクソールでは主力級の神殿ということもあり、観光バスもいたりしてなかなかの混み具合。

 

入場料200EP。

 

「クハッ(吐血&よろめき)!なんて高いんだ!」

つーかエントランスフィーがどこも高すぎます。

精神的なダメージがやばいです。

桃鉄でいうならキングボンビー6回目。とっくに「手がスベった」とか言ってリセット押してます。

 

一番デカいですね。この神殿は。エジプトで見た中では一番見た感がありますね。ええ。

それだけですけど、なにか?


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パイロットがせっせとコントロールして、出発地点から随分離れた砂漠地帯に着陸しました。



上から見ていると、着地する直前には車が何台もこちらの着地点を予想しながら動いています。停まるとバラバラと人が車から降りてきてこちらを見上げています。「こっちだこっち!」と手を振っていて、ドシン!と着地しないようにサポートしてくれます。

「ハッピーニューイヤー!どうだった?」とか「今日はいつもよりもロングフライトだったよ、パイロットのナイスサービスだねー!」とか言ってカメラを回したりしてました。

 

みんながバスケットから降りるとパイロットに拍手となぜかダンスみたいなことが始まりました。

拙者としてはこの後カイロ行きのバスに乗るので早くホテルに戻りたい一心です。バスに乗り遅れるっちゅーの。

程なくそれぞれホテルの方面が同じ人と集まってバンに乗り込み気球ツアーは終わりました。



 

いやーよかったです!気球も含めて初めてづくしの元日、一年のスタートになりました。

結局1時間近く乗っていたでしょうか。最初は怖かったですが、楽しむことができました。パーフェクトなハツヒノデでした。。

ただ、気球に挑戦される方は、日本から予約したホテルにツアーをお願いしておくとか、とにかくお早めがいいかと思います。

私は運が良かっただけで、キャンセルが出ない限りは普通は連日予約でいっぱいみたいです。