【アブシンベル神殿】アスワンのメインイベント~その1~

本日はいよいよアスワンのメインイベント「アブシンベル神殿」に向かいます。

ガイドブックの表紙でもよく見るあの有名な遺跡です。そうあの「顔ド――ン!!」みたいなヤーツ。

あれを見ないとアスワンにくる意味ないといっても過言じゃありません。というかあれが目当てでここにいます。

アスワン市内からは神殿まで車で往復10時間です。移動だけで半日使います。腰にキマス。

ウマい人はアブシンベルの付近まで前日移動しておいて、そこで一泊。そしてまず夜に神殿のライトアップパフォーマンスを堪能してから翌朝に朝イチの空いている時間に神殿観光をして、その後余裕をもってアスワンに戻るなんてこともするみたいです。まぁ早起きは慣れっこですし、運ぶものがデカいので私は敬遠。

そして別に神殿ライトアップしたからなんなんだという話。しょーもない。

朝4時の出発にもめげず、極寒の寒さに打ち勝ち、3時半には起床して準備を済まし…ああーネミー…。

眠たい目をこすりながらコーヒーを飲んでおしっこなどをしてから同じツアーに参加するマレーシアチーム(5人)とフランス(2人)とかアメリカ(1人)とかの複合チームに混ざってトヨタハイエースに乗って出発。

辺りは真っ暗です。そして外はクソ寒い!息が白い!

朝も暗いうちから砂漠の中に走る直線一本道を時速120キロでぶっ飛ばし続けます。

周りもツアー関係の車と思われる大きめのバンやハイエースがちらほら走っています。

ここで気づいたのが「満点の星空」。天球上にこんなに星があったのかと思うような、プラネタリウムもびっくりの星空に気づきました。眠かったですが、その空に圧倒されてずっと見入ってました。流れ星がビュンビュン飛び交っています。アスワンに「Welcome!」と言ってもらっているかのようでした。

日も登り、途中ドライバーの「エブリワン、あれがアスワンハイダムさ!」という指さし以外は(アスワンハイダムでも停車はなかった。まぁダムで停車されたところでなんなんだという話ですが)全くどこにも寄らず、トイレ休憩もなくアブシンベルまで一直線です。

着いた頃にはすでに9時半すぎ。ドライバーから12時までには戻るようにとだけ告げられ、あとは各々勝手に観光です。朝イチということもあり空いてます。人の流れになんとなくついていくとエントランスがあり、



そこでチケットを購入し………クハッ!(吐血)めっちゃ値上がりしている…チキシュ―!。

昨日のオベリスクの時の嫌な予感大的中です。

いやしかし、それを加味してもガイドブックに書いてある(100EP)倍以上じゃん!

255エジプトポンド(約2000円)!

「エ――、タカイヨ―――!」

昨日、両替した200ドル(3200EP)で全日程済ませればいいなーなんて淡い期待をしていました。

飯は1食100~300円(5EP~50EP)位で食えますし3食食う必要もないので、残り8日いるとしてもせいぜい5千円そこそこと計算。この先の宿は朝飯も出るホテルもあるので、イケると踏んでいましたが、入場料がこんな様子では厳しいというか、無理です。ここアブシンベルでこんなアホみたいな値上げをしているということは、この先のピラミッドなんかの入場料も絶対爆上がりしているに決まってます。

(そしてこの嫌な予感はより悪い方向で的中します。)

 

ちょっと風呂に入ってきますので、2回に分けることにします。少々おまちを。